私は電気羊の夢を見れないのか?

ネットで見かけた「AIが描いた初音ミク」に戦慄しかなく。

(「wombo.dreamという、お題とテーマを与えたらAIが勝手に絵を描いてくれるアプリ」とのこと…委細はまだわからぬ)

かっこいいのだ。美しいのだ。そして怖い。これは怖い。

ネットにあがってるコメントが全てでもないし大多数とも限らないのはわかってるつもりだが、諸手で称賛する人がいることにも心がザワつく。

なんだかはっきり言葉にできないけど趣を感じるって感覚はある。それって悪くない。でもそれを電子頭脳の乱数の中に認めてよいものかは個人的には迷う、のかなあ。なんかザワザワが止まらない。

逆かな、乱数というかそもそも数式、数って美しいもので。人間の営みと根源的には関係ないところにあるもので、だからこそ美しい。それが人間らしい「芸術」の域に踏み込んでくることが怖いのか。あれ、これ逆じゃないのか。

だめだ語彙が足りない。だってこれに「いいね、美しいね!」なんて言えなくないか。魅力を感じてるのは確かなのに怖い。人だからこそ持ってると思い込んでる頭の中の大事なものを持ってかれて「AI的にはそんな大したものじゃないですよー」って言われてる気分。奴は大変なものを盗んでいきました…

うーん、なんかこう、これってズレてる。私のカタイアタマではこのズレに追いつけないかもしれない。未来やべー。