ハートは硝子、メンタルは豆腐。

タイトルは池澤夏樹さんの「骨は珊瑚、眼は真珠」からオマージュである。本稿とは関係ない。でも大好きな小説なので、いずれ紹介させていただきたい。

いろいろあって、PCR検査を受けてきた。

「初めてのPCR」である。もうこの段階になるとどういうスタンスで言えばいいのかわからない。今更初めてかよ社会人ならこの情勢で一回くらいは受けてんのが普通だろ非常識な、ってことになるのか、それとも、疑わしきがないなら受けてないのが普通でしょなんで今更わざわざ受けたんですか?ねえ?なんで?ってなるのか。若干極端に考えたがどっちもありそうでやだな。

結果は陰性であって一安心。だが。

やっぱ結果が出るまではあれこれ心配してしまった。こういうのにほんと弱い。日頃健康過ぎるくらいなもんで、病院行くと、病院行ったという事実で具合悪くなってくるタイプ。マイナスプラシーボである。効きが半端ない。

しかももし陽性だったらアントキノあの人やあの人にも連絡しなきゃだし職場のこともあるしあれやこれや、考えてるとキリがなく、そもそも実害まったくゼロだとしてもなんだろう「かかっちゃった自分」ていう事実に対するフィルターのかけかたがわからな過ぎて吐きそう。

ちなみにでいうと、サプリ含め薬の類を日頃ほぼ飲まないので、飲んだときは飲んだだけで元気になる。プラスプラシーボである。効きが半端ない。総じて全体に、チョロい。適当におだてられてれば何も悩まず元気だし仕事も勝手に頑張るんですのよ。

しかしそれにしても、コロナにはずっと困ったものだが、オミクロン更にめんどくさい感じ。今まで(運がいいだけなんだろうけど)感染せずに済んでるんだから同じ方法で継続させてくれよ。なんで感染力強まっちゃうんだよ。換気してても風下にいると感染する危険があります、ってなんだよヒュドラかよ。殺生石かよ。神話級の感染力かよかっこいいなもう!

収束を切に願っている。不謹慎な言い方だが、こんなトレンディな理由で私の歩みが不自由になることを私は許容しない。私には私の問題がある。私の地獄は私だけのものだ。