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乙一さんの「GOTH」読んだ。今更なー。

友人が勧めてくれたのだ。本を読まない人から勧められる本というのは本当に価値がある。

いや失礼か。「本を読む人だと標榜しない人」だな。私が「本を読んでる人だと思われたい人」なだけで、人はだいたい本を読んでる。

そういう話するタイプじゃない人から、変な共有意識や押し付けなく好きな本を勧めてもらったことが嬉しかったので、読んだ。

乙一さんは「夏と花火と私の死体」以来読んでなかった。たぶんこの人得意じゃないな、と思ってた。何でも読める時間もスキルもないのだ。手元の情報で判断するしかない。

だがしかし「GOTH」面白かったのだ。あの「欠損」の描き方、描写の過不足なさ、そしてあの情熱的とも言えるミスリーディング!!(すみません今勝手に盛り上がってるだけです)

丁寧に異常。本当にドキドキした。

「夏と花火と〜」はたぶんあの構造がアレだったんだよなーこういう感じだったらアレだよなーとまあ勝手に納得しつつ、半ば意識的に乙一さん避けていた自分を後悔せねばならず、当然勧めてくれた友人には感謝しきり。今後他の作品も読めるかはわからぬが、門は開いたのだ。

ライトノベルがどうとかは知らねえけどな!