見上げる空の星屑。

映画「ジギー・スターダスト」観てきた。

ブログの最初のテーマにデヴィッド・ボウイを選んだのはたまたまだったのだ。いや潜在的に刷り込みあったのかな。生誕75周年の意識はなかったのだが、何かが間に合ったような有難い気持ちで、映画を観てきた。

なんだろ、とても不思議な時間だった。私はふわふわと50年前のイギリスのライブ会場を漂い続け、最初は着地する場所を探していたけどそのうちこれはこういう楽しみ方でよいのだろうなと思い、ふんわりとゆだねる感じになった。

終演に拍手が巻き起こったのが印象的で、私は拍手しなかった。できなかったのだろうかと、自分に資格がないと感じたのだろうかと、帰り道に考えていた。

パンフレットも買ったけど、きっと私にはこのライブレポの価値の全てはわからないのだろう、きっと一生わからない。

でもやっぱり、奇妙で魅力的。観られてよかったなと、思う。

私はきっと、ただスターマンが好きなだけの人として一生を過ごすのだ。私のロックンロールは自殺を許されていない。それもまあ、悪くないだろ。