同じ月を食む夜/Beaver blood moon

11/8日。皆既月食。なんとなくだが見れた。

条件付けによれば(皆既月食であり同時に惑星食)「日本では440年ぶり」だといい、

「天王星食に限ると過去5,000年間に渡って発生していない」という。

よい。天文イベントはいちいちスケールが大きくて楽しい。(ソースはwikipedia)

「21世紀において月食の間に惑星食が発生するのはこれが最後であり」

お?

「次にこのような現象が発生するのは2235年」

おお。213年後だって。

まあ、気長に待つか。

そこに私がいなくてもそれは起こったし、そこにいなくてもまた起こる。束の間の生の合間にここでそれに出会えたこと、それを見る目と角度と、それを知り名付け信じる人々と共にいること。奇跡で無意味で奇跡な今宵。

しかしあれを「食」と名付けた人すごいな。eclipseって本来とか語源どんななんだろ、もしかして「食べる」意味合いなの日本だけだったりするのかな。

誰かが名付けたのだ。その現象を「食」と名付けたことで、月は「食される」存在となる…お、なんか好きなやつだなんか『陰陽師』(夢枕獏先生)的な。

そこに曰く、太陽を喰み、月を喰み、惑星を喰む者。それは我ら人間であると。それが我ら人間であると。