必然のWITCH。/水星の魔女

そんなわけで『機動戦士ガンダム 水星の魔女』である。

面白く観てるが、ひとまず。現状。

「ガンド」のことが頭を離れない。

作品世界の宇宙の新技術「GUND」。作品内での言葉の意味は(まだ?)明示されていない。かっけえ略語だろうか。「G.U.N.D.」。

GUNDを転用した兵器GUND-ARM。ガンドアーム、縮めて「ガンダム」。

…単純に感想として、「40年経ってまだ『ガンダム』って単語そのもので遊べるものなのか」と、関心したのだ。

しかし調べてみたら関心じゃ済まなかった。

「ガンド」って単語は元ネタがあって。

ヨルムンガンドのガンドでもあって。

北欧の魔女にまつわる「魔力」「魔物」…「呪い」。

魔女が人を指差して呪いをかける。ガンド。あれか。あのシーンは、そういうことなのか。あー。

そしてどうも「Fate」を知ってる人にはお馴染みの言葉であるようだな。

…さて。

始まりはどこだろう?

ガンダムという言葉に、ガンドという言葉が含まれてる。

43年前にガンダムが生まれた。

そしてシリーズは続き現在に至り、誰かが「言葉」に気づき、ガンダムにガンドを絡めて「魔女の物語」を作ろうと考えた。

その数百年だか千年前だかから、ガンドは在った。

つまり、その。…「ガンドが、ガンダムを、生んだ」のではないか?

無論わかってるそんなわけない、わけないけど。材料が魔術や呪いなだけに、変な妄想が止まらない。そうだったらいいのに。千年かけてついに今ここに至ったのなら、なんて。

まあ楽しい妄想はさておくとしても。実際少なくとも43年前にはGUNDもGUNDAMも出揃っていたのだ。このアイデアに気付いた、見つけた誰かが大事に温めていたのだろうか。もしかしたら何十年も。それとも「Fate」に「ガンド撃ち」が出てきたことが契機になったりしたのだろうか。この化学反応の、始まりを知りたい。

…勢いで書いてるけど、ガンダムファンさんたちの間では周知の事実だったりなのかな…

しかし情報量の多いこと。勢力もパワーバランスも用語も人名もあれやこれや…「エアリアル」に「プロスペラ」だって?

さすがはガンダム。食らいつき甲斐あるな…まったく。来週も楽しみ。